日常が、日常でなくなる
さあパンドラの箱がガッツリと開いてしまったあの夜、衝撃でもちろん寝れない。何も聞こえない。家にいるのにどこにいるのか分からない。もう何が何だか…でも、必死に証拠を全部集めてた。
驚くほど冷静で、涙もでない。
とにかく淡々と証拠をみる。
早朝だったけど友達に連絡したらでてくれて事情を話した。びっくりされたけど、落ち着いて話をしてきいてくれたからすごく助かった。
話しているとシレッとした顔で子供を抱っこして旦那がやってきた。
とりあえず話しもしたくないから無視。子供を病院に連れて行かないと行けない日だったから2人ともを連れてさっさと家を出た。
家に帰りたくなかったから病院のあとは公園へ。子供の習い事が、ある日だったけど、もう今日行くのは流石に無理。
家に帰りたくないけど、実家にも行かれない。とりあえず旦那の実家に電話して事を伝えた。
驚かれた。お義母さんも信じられなかったようだ。
とりあえずこっちにきても良いよって言われたのでそっちに身を寄せることに。
もういっその事このまま帰らないで行ってしまいたい。そしてもう家には戻りたくない。
でも子供の荷物もあるしそうも行かない…渋々家に戻ってバタバタとカバンに子供と私の荷物を詰める。
そして夫に
会社のパソコン見たんでしょ?
って言われた。
そうだよ。何あれ。
正直言って一番最初にした話し合いはあんまり覚えていない。それでも淡々と怒る事なく話した。
グチグチいってて埒のあかない夫にイライラ。
とりあえず家をでるから。暫くどっか行く。
と伝えて子供を連れて家を出た。
そして電車を乗り継いで夫の両親の家へ。
でも行く途中もいつもは得意な乗り換えも何でだか上手く出来なくて、パニックに…
何回も間違えてどうにか到着。グッタリ。
でもいつも通りに迎えてくれた2人に感謝
子供もおじいちゃん、おばあちゃんな会えて嬉しそう。
こっちもいつも通りなら良いのに。
眠れない、食べられない、考えられない…
でも子供達の面倒はいつも通り。
今思えばこのいつも通りに助けられたかな。